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急性期病院におけるせん妄予防管理の標準化に向けたクリニカルパスの開発及び効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 16K11982
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 基礎看護学
研究機関静岡大学 (2019)
千葉大学 (2016-2018)

研究代表者

小林 美亜  静岡大学, 創造科学技術大学院, 特任教授 (00327660)

研究分担者 山之内 芳雄  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 精神医療政策研究部, 部長 (70340263)
藤井 千代  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部, 部長 (00513178)
藤田 伸輔  千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20268551)
上野 秀樹  千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60642048)
真原 仁  千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00589830)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードせん妄 / クリニカルパス / 予防 / 標準化 / アセスメント / 薬物療法 / 非薬物療法 / 身体拘束
研究成果の概要

本研究は、急性期病院におけるせん妄予防管理のクリニカルパス(以下、CP)を開発し、せん妄の発生リスクがある患者に適用し、CPの導入前後で効果を検証することを目的とした。研究協力が得られ、最終的にCPの導入・運用に至った2病院を分析の対象とした。その結果、2病院ともに、CP導入前後において、せん妄の発生率に統計的有意差は認められなかった。しかし、せん妄の発生率は減少した。また、インシデントの発生件数も減少した。1病院では、CP導入前後において、ベンゾジアゼピン系薬剤の処方患者数に相違が認められ(p<0.05)、一方の病院においても睡眠薬の適正使用が図られていた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

せん妄は、入院患者の10~40%、特に術後患者の50%以上に発症する。せん妄の発症患者は発症しなかった患者と比較し、死亡率や合併症発生率が高く、ICUの在室日数や入院日数の延長によって、コストも増加することが報告されている。我が国において、せん妄の予防・早期発見のためのアセスメントツールの活用の有効性については報告されているが、せん妄予防のための包括管理プログラムの効果を検証した研究は限られている。本研究では、せん妄予防のための標準化された包括プログラムとしてクリニカルパスを活用し、せん妄予防対策の標準化を進めることで、医療の質と安全性や効率性の向上に寄与することができる。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2020 2019 2018 2017

すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 患者安全の保証につなげるためのパスの作成と運用2019

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 雑誌名

      日本クリニカルパス学会雑誌

      巻: 21(2) ページ: 83-84

    • NAID

      130008010188

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] 認知症・高齢者看護の倫理的ジレンマとどう向き合う? : 身体拘束に焦点をあてて2019

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 雑誌名

      ナーシングビジネス

      巻: 13 ページ: 972-978

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [雑誌論文] 「快」と「安心感」をヒントに考える認知症高齢者への身体拘束を減らすための工夫2018

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 雑誌名

      精神看護

      巻: 21 ページ: 568-577

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 認知症 せん妄 身体拘束の最新エビデンス2017

    • 著者名/発表者名
      小林美亜、竹内公一
    • 雑誌名

      エキスパートナース

      巻: 33(3) ページ: 86-109

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 患者安全の保証に向けたクリニカルパスの活用2020

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 学会等名
      第20回日本クリニカルパス学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 患者安全の保証につなげるためのパスの作成と運用 患者安全に資するクリニカルパスの活用2018

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 学会等名
      日本クリニカルパス学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 身体拘束を減らすためのシステム構築2018

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 学会等名
      日本精神保健看護学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 身体拘束を巡る医療安全と臨床倫理2017

    • 著者名/発表者名
      小林美亜
    • 学会等名
      日本臨床心理学会第5回年次大会
    • 発表場所
      昭和大学附属看護専門学校(東京都・品川区)
    • 年月日
      2017-03-18
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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