研究課題/領域番号 |
16K11984
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
酒井 明子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (30303366)
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研究分担者 |
繁田 里美 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (20446165)
磯見 智恵 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40334841)
月田 佳寿美 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (50303368)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 災害 / 被災者 / 心理 / 地域力 / 他職種連携 / 復興期 / 連携 / 住民重視 / 災害看護 / 多職種連携 |
研究成果の概要 |
本研究では、東日本大震災後7年間の心理的回復過程を被災者の語りから分析し、心理的支援体制を検討した。調査の結果、被災者の心理的変化の特徴は6つのパターンに分類された。また、心理的回復過程には、潜在的な要因及びストレスを慢性化させる要因が影響していた。個々の被災者の心理的変化ラインの時間軸を重ね合わせた結果、1年目、4年目、7年目の回復過程には調査回によって異なる特徴が見出せた。心理支援体制の構築には心理的変化を早期に発見できる地域力の活用と多職種連携が有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、東日本大震災を体験した被災高齢者が、災害発生直後からどのような体験をしながら心理的回復過程を辿ったのか、当事者の語りを詳細に分析し考察することを目的とした。本研究は、心理的ストレスの慢性化の予防や深刻なストレス反応から新たな安定状態への回復過程への辿り方への示唆を与え、どうすれば孤立死や自殺を見過ごさず少しでも減らしていくかについての知識の蓄積に貢献する。
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