研究課題/領域番号 |
16K11996
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2017-2018) 大阪府立大学 (2016) |
研究代表者 |
撫養 真紀子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60611423)
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研究分担者 |
勝山 貴美子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)
志田 京子 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (20581763)
青山 ヒフミ 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80295740)
北居 明 甲南大学, 経営学部, 教授 (30278551)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 職務満足 / 中堅看護師 / Appreciative Inquiry / 中小規模病院 / AI |
研究成果の概要 |
本研究では中小規模病院に勤務する5~15年目の中堅看護師を対象に、病院の看護管理者と協働して仕事に対する肯定的な態度を再構築し職務満足を促す教育プログラムの開発を目指す。教育プログラムは個人の強みや可能性に焦点を当てた組織開発の手法であるAppreciative Inquiryに基づくものである。教育プログラムによる介入を実施し、介入しなかった群と比較検討した。その結果、職務満足に有意差は認められなかった。しかし仕事の取り組みについては介入後、肯定的なカテゴリーが抽出された。AIに基づく教育プログラムは、仕事に対する態度や取り組みを肯定的なものに再構築していくのに有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
厚生労働省は、超高齢社会の到来に向けて、可能な限り住み慣れた地域で、人生の最期まで自分らしい暮らしができるよう地域包括ケアシステムを構築している。地域において質の高い医療提供体制を構築するためには、300床未満の中小規模病院の医療・看護の質を早急に向上させることが喫緊の課題である。本研究では問題点を改善するといったネガティブ面の解消でなく、自己尊重や主体性を育みポジティブな面を引き出すポジティブアプローチを用いて、看護の中核を担う経験年数5~15年目の中堅看護師の職務満足の向上や仕事意欲を促す。その成果は、離職防止や職業継続意欲につながり、中小規模病院の看護の質の維持・向上に寄与する。
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