研究課題/領域番号 |
16K12003
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
中原 るり子 共立女子大学, 看護学部, 教授 (90408766)
|
研究協力者 |
吉原 克則 東邦大学, 医療センター・大森病院, 客員教授
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 災害看護 / 傷病者シミュレーションシステム / 災害時シフト管理 / シフト管理 / 傷病者管理 / 被災シミュレーション / シフト管理システム / 傷病者管理システム / 災害医療 / 患者情報管理 / 人事管理 / 震災 / 看護職員 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、震災時来院する傷病者に応じた病院職員のシフト管理システムの基盤を整備することである。 平成28年度は、傷病者データベースを調査し、看護必要度を連動させるシフト管理を検討した。平成29年度は、災害拠点病院別収容規模の試算と対応可能な範囲(テリトリ)の特定を行った。続いて、災害拠点病院別、発災時間別に傷病者シミュレーションの開発を行った。さらに、傷病者数の変化を1995年の阪神淡路大震災のデータをもとに推計し、簡便なチーム編成による看護職員のシフト管理の検討を行った。平成30年度は、軽症者数をデータベースに追加し、看護職員のシフト管理案を評価した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3年間にわたる本研究は、当初想定していなかった、大田区の傷病者を災害拠点病院別発災時間別にシミュレーションするシステムにまで拡大することができた。加えて、本シミュレーションシステムは、傷病者数の変化を地図上に色と数値で示すことができたため、利用する病院関係者もイメージしやすくなり、使いやすいものとなった。 さらに、本システムは、避難所の計画的な配置計画に役立つほか、火災や家屋の倒壊などを改善した場合の重傷者数・軽症者数の推計が算出できるため、行政が主導する防災計画に役立つという意見があった。病院関係者だけでなく、行政関係者にも活用できるシステムになった。
|