研究課題/領域番号 |
16K12005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
川上 和美 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90638769)
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研究分担者 |
操 華子 静岡県立大学, 看護学部, 教授 (40209739)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 医療関連感染 / 隔離予防策 / 意思決定支援 / 感染管理看護師 / 薬剤耐性菌 / 隔離予防策決定支援アプリケーション / 医療関連感染予防 / 看護学 / 感染管理 |
研究成果の概要 |
本研究は、モバイル版隔離予防策決定支援アプリケーション(以下、アプリケーション)を開発し、医療関連感染予防および感染管理実践へのアプリケーションの有効性を検証することを目的とした。経験3年未満の感染管理看護師を対象に、1群前後比較デザインの準実験研究を実施した。 アプリケーション使用前後で、医療関連感染の有意な増加や減少はなかった。感染管理看護師の実践上では、アプリケーション使用により隔離予防策を迷わず実施できた、適切に実施できた割合が増加した。病院内の感染対策やコンサルテーションへの対応、感染管理看護師の自己学習といった点で役立っており、感染管理実践上での有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モバイル版隔離予防策決定支援アプリケーションの開発は、本研究が初の試みである。本研究成果より、アプリケーションは医療関連感染予防に関する臨床現場の医療従事者の問題解決に役立つと同時に、エビデンスに基づく隔離予防策の実施と感染管理看護師の実践を支援することが示され、患者安全と医療の質の向上に貢献できる。さらに、感染管理看護師の能力向上に役立つ教育ツールとしての活用可能性が見出された。今後、アプリケーションに新型コロナウイルス感染症等の新興感染症の感染対策を追加し、活用できると考えられる。
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