研究課題/領域番号 |
16K12023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
酒井 知恵子 鳥取大学, 医学部, 助教 (90734327)
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研究協力者 |
花木 啓一
下廣 寿
堀越 洋輔
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 味認識 |
研究成果の概要 |
糖尿病患者では甘味嗜好が強く食事療法を困難にしている。我々は食事指導後に一部の患者で甘味嗜好が弱くなる事を見つけたが、甘味嗜好の改善に着目した食事指導法を検証した研究成果はこれまでなかった。本研究課題から、食事指導によるうま味成分の積極的な摂取が、糖尿病患者の甘味嗜好を弱め糖尿病改善となることを明らかとした。これらの成果は、従来の食事療法では難しかった、糖摂取のコントロールを可能とし、革新的な糖尿病治療法の確立に貢献できる事が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今までコントロールが難しかった甘味嗜好の抑制と糖尿病の改善に有効な革新的食事療法として「旨味成分の摂取による甘味嗜好の抑制」について明らかになった。この様な糖尿病患者の甘味嗜好の改善に基づいた食事療法のあり方を再検証した研究課題はほとんど無く、この点が本研究成果の最大の特徴である。また、旨味成分の摂取を推進する過程で日本食文化の価値を再評価できると共に、その価値を世界に発信する有用な知見となる事が予想され、医学会にとどまらず社会に与えるインパクトとその波及効果は計り知れない。
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