研究課題/領域番号 |
16K12026
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 岐阜大学 (2018-2023) 徳島大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
日坂 ゆかり 岐阜大学, 医学部, 准教授 (30730593)
|
研究分担者 |
田村 綾子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10227275)
南川 貴子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (20314883)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 脳卒中 / 看護実践 / 急性期 / 高次脳機能障害 / 意識障害 / 片麻痺 / 参加観察 / 患者体験 / 内容分析 / 看護 / 体験 |
研究実績の概要 |
本研究は、発症まもない重篤な障害をもつ脳卒中患者がどのような体験や経験をしているのか明らかにし、重篤で介護が必要となる可能性の高い患者に対して、日常生活の自立や社会復帰に向けての急性期での看護方法の構築を目的としている。 2016年度と2017年度では、重篤な障害を持つ20名の脳卒中患者に対して、発症48時間以内からの参加観察や面接、診療録から患者の体験や経験に関連するデータ収集を行った。更に、症例ごとに系統的に時系列に患者の体験や経験の生きる力や、心理・情動の変化に影響した要因を、看護実践も含めて分析を行い、関連学会で発表した。 2018年度と2019年度は、症例ごとの分析で抽出された文脈で類似するものをカテゴリー化し、意識障害や高次脳機能障害・片麻痺などの身体所見や病態と、心理・情動の変化に影響した要因との関連の抽出した。この結果は、意識障害の回復と自己の障害の認識の関連は論文とし、発症直後の高次脳機能障害患者の心理・情動の変化については国際学会で発表した。 2020年度はこれまでの研究結果を参考にオリジナルの「脳卒中急性期患者への看護実践」を作成した。2021年度は、作成した「脳卒中急性期患者への看護実践」52項目の看護実践の必要性の認識と看護実践状況のアンケート調査を、全国のSCUに勤務する看護師に対して実施した。 2022年度は調査結果を集計し、脳卒中急性期患者への看護実践の実践状況と看護師の属性との関連や、必要性の認識の探索的因子分析を行い、英語論文として発表した。 2023年度は、これまでの研究結果を基に、脳卒中急性期患者への看護実践モデルを作成し、看護実践モデルの解説書を英語論文と国内での関連雑誌にて発表した。
|