研究課題/領域番号 |
16K12037
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
片岡 千明 (近藤千明) 兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (40336839)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 糖尿病 / 末梢動脈疾患 / フットケア / 糖尿病足病変 / 予防 / 看護介入 / 慢性疾患看護 / 看護学 / 慢性病看護 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、糖尿病患者の末梢動脈疾患(PAD)を予防する看護ケアを開発し、その効果を検討することであった。 作成した介入モデル「フットケアを通して下肢血管障害が生じやすい身体の理解を促すケア」を外来患者、および地域住民に実施し、その反応からケア内容を検討した。患者らは、足をケアされることで足への関心が高まり、足への関心が身体への関心へと広がることで自らの生活を振り返ることにつながり、本介入モデルの可能性が示唆された。また、作成したケアを臨床家である看護師に実践してもらい、ケアの実用性について検討した。現在、2型糖尿病患者を対象に、完成したケアモデルを実施し、その効果の検討を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、糖尿病患者の末梢動脈疾患(PAD)を予防する看護ケアを開発し、その効果を検証することを目的としていた。PADは下肢に生じる動脈硬化であり、進行に伴い血管障害が生じると足病変から下肢切断につながることもある。しかしながらPADが無症候性に進行することから本人が病気の発症に気づいたり、早めに治療を受けることが難しい病態である。 本研究により開発した「2型糖尿病患者の血管障害予防するために身体の理解を促すフットケアプログラム」の効果が検証されることにより、多くの糖尿病患者の血管障害を予防できる可能性がある。血管障害を予防することは、下肢切断を予防することにつながり、重要な意義がある。
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