研究課題/領域番号 |
16K12046
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
森谷 利香 摂南大学, 看護学部, 教授 (20549381)
|
研究分担者 |
山本 裕子 畿央大学, 健康科学部, 教授 (40263272)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 神経難病 / 看護 / 症状 / 知覚異常 / 支援プログラム / リフレクション / 教育プログラム / 臨床看護学 / 症状緩和 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として、第1段階で神経難病患者の知覚異常(痛み、痺れなど)に関する経験を明らかにした。患者が様々な知覚異常を経験しながらも独自対処していることが明らかとなった。つまり看護援助の積極化が必要な状況であった。第2段階では、神経内科病棟に勤務する看護師243名を対象に、知覚異常を含む8の症状緩和に関する看護実践の現状と困難について調査した。結果、症状発症の機序や患者の理解、そして心理的な援助への教育ニーズを明らかにできた。 第3段階では、過去の取り組みから「リフレクション」を主として「神経難病患者の痛みの看護に関する神経内科病棟看護師を対象とした支援プログラム作成」の骨子を構築した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、神経難病患者の知覚異常に焦点を当て、まずその経験を明らかにした。過去に知覚異常を持つ神経難病患者の事例研究は散見されるが、患者の経験そのものを明らかにしたのは本研究が初めてであり、患者が症状の体験と対処を繰り返しながら病と共にある様相は、神経難病看護において重要な視点となる。加えて、神経難病看護師の看護実践の現状と困難についても我々は取り組み、神経難病特有の看護の困難を導き出した。当初の想定と異なり、知覚異常以外の症状に対しても看護師の実践と困難に課題があり、神経難病患者の症状緩和全般に対する教育プログラムの創設が必要と結論付けるとともに、今後の研究の方向性が明確となった。
|