研究課題/領域番号 |
16K12058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
坂井 さゆり 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40436770)
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研究分担者 |
内山 美枝子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10444184)
宮坂 道夫 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30282619)
菊永 淳 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50634862)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ナラティヴ / ターミナルケア / 緩和ケア / 臨床倫理 / 看護教育 / アドバンス・ケア・プランニング / ケアリング / エンド・オブ・ライフ・ケア / 臨床倫理教育 / 教育 |
研究成果の概要 |
ナラティヴ・アーカイブは、①がん患者の病のナラティヴ②高齢者の病のナラティヴ③健康被害のナラティヴ④喪失のナラティヴ⑤看護師のナラティヴ⑥看護学生のナラティヴについて、各種資料よりまとめた。 交流・対話のナラティヴの「場」の記述では、①人生紙芝居の作成と上演②フォスター・ホーム(ホスピス)でのフィールドワーク③倫理研修会での観察④ナーシング・カフェなどの観察から考察した。 ナラティヴ・ア-カイブを活用した臨床倫理教育の2つのワークショップから、多様な立場、価値観をもつ参加者による対話づくり、場づくりがアドバンス・ケア・プランニングに向けた文化づくりに必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生最終段階の医療とケアの決定プロセスのガイドラインに基づくアドバンス・ケア・プランニングが必要とされる中、ナラティヴ・アーカイブを活用した臨床倫理教育は、ケア実践と教育、当事者と医療者、看護師と医師・他医療者、これらをつなぐ「対話の場」となり哲学する機会を医療者(医療系学生)に与える。患者を生活者として捉える「物語的転回(ナラティヴ・ターン)」を意図的にしかけ、高度に発展し続ける医療、機能分化する医療の中で、患者と医療者が目標を共有し、意思決定支援における医師や看護師のジレンマへの対処を可能とすることにおいて意義があると考えられた。
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