研究課題/領域番号 |
16K12060
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福島県立医科大学 (2017-2019) 浜松医科大学 (2016) |
研究代表者 |
菅野 久美 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20404890)
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研究分担者 |
森 恵子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (70325091)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | がん看護 / 外来化学療法 / 心身緊張緩和 / 看護実践指針 / 看護実践モデル / がん / 看護 / psychosomatic tension / 看護実践 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,外来化学療法を受けるがん患者の心身の緊張緩和を促進するための看護実践指針の検証である.看護実践指針の修正と心身緊張を評価するアセスメント項目を抽出するため,関連文献のレビューと先行研究の再分析を行った.また,アセスメント項目を検討し,研究フィールドで使用されている問診票を改訂した.この改訂版問診票を使用する患者の状態と看護実践の実態調査を行い,看護実践指針の適用可能性とアセスメントツールとしての有効性を考察した.これにより,臨床導入するためにフローチャートの原案も作成し試用するとともに,臨床応用に向けた実践的評価を重ねていくことが課題となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発する看護実践指針により,患者は自身の身体反応に注目し,心身緊張緩和のセルフケアとして獲得できる.これにより患者が体験する苦痛の緩和,治療の妨げとなる適応障害やうつ症状などの予防にもつながり,患者のQOLが向上すると考えられる. 研究の意義として、1)看護実践指針を積極的に看護実践に取り込むことにより,低コストおよび低侵襲の外来化学療法看護を実践できる.このことは,日本のがん対策に合致したがん医療の均てん化に繋がり,がん医療の向上に貢献する,2)本研究の基盤とした看護モデルや開発した看護実践指針が,外来化学療法中の患者に行われている看護実践のエビデンス(根拠)となることが期待できる.
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