研究課題/領域番号 |
16K12070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 金城大学 (2018-2020) 石川県立看護大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
岩城 直子 金城大学, 看護学部, 教授 (60468220)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 放射線療法 / PILテスト / 看護介入 / 乳がん患者 / 外来看護 |
研究成果の概要 |
乳がん患者に対して、Purpose in life test(以下PIL テスト)をてがかりとした看護介入を実施したところ、予期的不安が軽減されることが示された。看護介入の評価面談結果から、今をどう生きるかが意識されたことで不安が軽減され、予期的不安が変化しなかったことが考えられた。看護師は、介入が患者の内面を引き出すツールとして有効であると認識していたが、放射線療法中の看護として、導入することへの抵抗もみられた。看護師がこの介入を活用するには、緩和ケアの知識やコミュニケーションスキルの獲得、マンパワーの確保が必要との意見があり、臨床での活用を可能にする教育の方向性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外来で放射線療法中のがん患者への精神心理的問題への介入を検討した研究は少ない。 今回、本介入において放射線治療中の乳がん患者の不安の軽減の一助となることが示唆された。また、患者からの評価面談から、患者が意味の探索や意味をみいだす支援として有用であることが考えられた。よって、外来で放射線療法を受ける乳がん患者の時間的制限があるという状況の中で、早期からの緩和ケアとなりうる。
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