研究課題/領域番号 |
16K12071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
名越 恵美 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (20341141)
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研究分担者 |
難波 峰子 関西福祉大学, 看護学部, 教授 (20461238)
掛橋 千賀子 姫路大学, 看護学部, 教授 (60185725)
松本 啓子 香川大学, 医学部, 教授 (70249556)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 外来化学療法 / 高齢がん患者 / 治療継続 / アセスメントシート / 病気侵害尺度 / 外来がん化学療法 / 療養継続 / 外来看護 / QOL / 在宅高齢患者世帯 / 家族介護者 / 訪問看護師 / 困難感 / がん看護学 / ホスピス / 在宅療養 / 高齢者 / 在宅療養者 / 高齢者世帯 / アセスメント / 夫婦世帯 |
研究成果の概要 |
本研究は、外来化学療法を受ける高齢がん患者への看護介入について、がんと治療がどのように患者の生活に影響を及ぼしているのかに着目した。そして、これまでの研究結果から、在宅療養高齢がん患者世帯のQOLの維持と療養生活への適応を図るためのアセスメントシートの試案作成として、病気侵害尺度日本語版を作成し、信頼性妥当性を検討した。その結果オリジナル3因子構造と異なり2因子構造が確認された。また、絆を大切にするアジアの文化の特徴からアセスメントシートを洗練する必要性がある。外来看護においては、治療と生活のバランスや、身体面、心理面だけでなく人間関係といった社会面のアセスメントが重要になることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外来がん化学療法を受ける高齢がん体験者・家族は、介護力や自己管理力が徐々に困難になる中で、個人単位だけではなく夫婦一組や家庭としての問題やニーズを抱えている。そして、家族の感情の交流から、世帯としてのコーピングを行っている。そこで、治療継続に関する高齢世帯のQOLの維持と在宅療養継続への適応やサポート体制を看護師が、どのように行っているかという問いをを明らかにした上で、終生期における治療継続を支援するためのアセスメントシートを開発する。本研究により、時間的制約のある外来において患者及び家族のニーズに沿った効果的な看護提供ができる。さらに、看護師の臨床判断能力の向上に寄与する。
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