研究課題/領域番号 |
16K12084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 天理医療大学 (2018-2019) 千里金蘭大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
山中 政子 天理医療大学, 医療学部, 准教授 (80744416)
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研究分担者 |
鈴木 久美 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (60226503)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | がん疼痛 / 通院患者 / セルフマネジメント / 看護介入プログラム / がん看護 / 成人患者 / 成人がん患者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は通院中の成人患者のがん疼痛セルフマネジメントを促進する看護介入プログラムを開発することである。研究は①文献調査、②がん疼痛セルフマネジメントの概念分析、③外来患者へのインタビュー調査、④プログラムの考案と適切性・臨床適用可能性の評価、⑤外来のオピオイド鎮痛薬の服薬指導と援助の実態調査、⑥プログラムの臨床適用の6段階で構成した。①②③の結果をもとに考案したプログラムは、薬剤師と看護師に対する質問紙調査により適切性・臨床適用可能性を評価し、洗練化した。このプログラムを外来患者7名に適用した結果、痛みやQOLに有意差は認められなかったが、患者と看護師から役立ったという意見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により日本の臨床に合った看護介入プログラムの開発に至ることができた。がん疼痛のある通院患者に対する看護が明文化されていなかった現状において、本プログラムが通院中の成人患者のがん疼痛セルフマネジメントを促進する看護介入を構造化したことは、がん疼痛看護の質の向上に寄与できると考える。今後、プログラムをさらに外来臨床に適用して、通院患者ががん疼痛から派生する諸問題に自ら取り組めるように支援することができれば、患者の痛みの緩和とQOLの維持・向上が期待できると考える。
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