研究課題/領域番号 |
16K12094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
片岡 久美恵 岡山大学, 保健学域, 准教授 (20613780)
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研究分担者 |
中塚 幹也 岡山大学, 保健学域, 教授 (40273990)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 不育症 / 流産 / 死産 / ピア・カウンセリング / 精神的支援 / 情報提供 |
研究成果の概要 |
不育症女性におけてピア・カウンセリングにおける精神的支援の効果を明らかにすることを目的とした。不育症女性は、ピア・カウンセリングの開会直後は【これまで気持ちを理解してもらえなかった経験を重ねてきた】から【自分の体験を話してもよいか迷い】が生じていた。会が進行し【経験を安心して話せる環境】であると認識できると、それまで経験できなかった【共感を実感する】【亡くなった子どもの存在を共有できる】という経験をしていた。さらに【共感が癒しとなる】【支えあう仲間の存在を意識できる】ことが明らかとなった。 ピア・カウンセリング参加前後の自律神経活動や心理指標テストによる調査では、有意な差は認められなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不育症女性およびカップルの精神的支援の必要性が示唆され、ピア・カウンセリングへのニーズが明らかとなった。また、ピア・カウンセリングを開催するためには、参加者にとって安心して話せる精神的に安全な場であることを保証する必要があることがわかった。今後、広がっていくことが予測できるピアによる支援の在り方の一助となる。
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