研究課題/領域番号 |
16K12098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
桑名 佳代子 宮城大学, 看護学群(部), 教授 (70154531)
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研究分担者 |
志田 淳子 宮城大学, 看護学群(部), 准教授 (30530654)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 思春期女性 / 青年期女性 / 月経異常 / 婦人科受診 / 受診行動 / ヘルスビリーフモデル / 婦人科 |
研究成果の概要 |
思春期・青年期女性が月経異常で婦人科受診に至るプロセスを明らかにする目的で、15~24歳の27名を対象とし半構造化面接を行った。受診行動プロセスは改訂ヘルスビリーフモデル(畑、2009)を適用した。平均年齢20.5(±2.4)歳、月経困難症が14名(51.9%)で、受診までに17名(63.0%)が1年以上を要した。「月経異常の深刻さ」は不安・恐怖22名(81.5%)、「受診行動の負担」は「婦人科に対する知識・理解がない」「妊娠・妊婦のイメージ」「周りの目が気になる」等、「受診行動へのきっかけ」は母親の勧めが74.1%であった。月経教育、婦人科受診への意識変容、母親への啓発の重要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
思春期・青年期女性において、月経に代表される性機能に関するセルフケア行動を確立することは、生涯にわたる「性の健康」の基盤となる。思春期女性の婦人科受診は、月経異常が最も多いと報告され、早期に医療機関を受診することが望ましいものの、婦人科受診には心理的抵抗があるといわれる。そこで、改訂ヘルスビリーフモデルを適用して本研究の概念枠組みを作成し、思春期・青年期女性への半構成的面接調査により、月経異常の判断から受診行動に至るプロセスを明らかにした。この結果を踏まえ、思春期の男女を対象とした保健教育用の冊子、また婦人科受診への意識変容に向けて「女子ドック」と称するリーフレット・冊子・ポスターを作成した。
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