研究課題/領域番号 |
16K12100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
川上 あずさ 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (00434960)
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研究分担者 |
渋谷 洋子 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (20434962)
真野 祥子 摂南大学, 看護学部, 准教授 (90347625)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症児 / 母親 / まもり / 自閉スペクトラム症 / 家族看護学 |
研究成果の概要 |
2歳から12歳のASD児を持つ母親を対象とし児のASDの特性、家族構成等の基本属性と母親のレジリエンスや家族の凝集性等の質問紙調査、半構造化面接調査を実施した。 質問紙調査と面接調査の結果を統合し、母親がもつ「まもり」の機能的側面である家族マネジメントに注目した。結果、ASD児の特性を活かし、主体的に対処している母親は自己達成可能感や問題解決能力が高い傾向にあり、考えや行動も積極的な母親が多い可能性が示唆された。母親がもつ「まもり」や対処方法の基盤となっているものを把握すること、母親の自己評価が前向きになるような支援が必要であるという示唆が得られた。育児相談、講演会等で研究成果を母親に還元する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASD児の母親の障害受容やストレスに関する研究は散見されるが、母親がもつ「まもり」に注目した研究は見当たらない。本研究は、先行研究により明らかにしたASD児のきょうだいがもつ「まもり」を基盤として、母親の「まもり」を検証した。さらに、まもりながらの生活・育児における母親の心理的側面をレジリエンスに注目しその状況を明らかにできた。そのことを考慮し、支援の方向性の示唆がえられたことに意義がある。
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