研究課題/領域番号 |
16K12103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 広島修道大学 (2019) 県立広島大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
小山 里織 広島修道大学, 健康科学部, 研究員 (40458089)
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研究分担者 |
小原 倫子 岡崎女子大学, 子ども教育学部, 教授 (10450032)
森山 雅子 愛知江南短期大学, その他部局等, 准教授 (90532432)
小林 佐知子 静岡県立大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (20630651)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 父親 / 育児 / 泣き / 面接調査 / 縦断研究 |
研究成果の概要 |
本申請では,父親の養育スキル向上のメカニズムの解明のために子どもの不快的な情動(泣き)を父親がどのようなプロセスで解釈するかについて明らかにした。さらに2ヵ月と4ヵ月の縦断研究によって泣きの認知プロセスの発達について検討した。 父親の泣きの認知プロセスは消去法的認知プロセス,反復的認知プロセス,解釈先行的認知プロセス,ルーチン的認知プロセス,試行錯誤的認知プロセス,認知処理なしの6つに分類された。さらに2ヵ月から4ヵ月にかけて子どもの発達に伴い変化すること,その変化に母親の役割が重要となることが示唆された。本研究成果の一部をECDP(2019)で報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの泣きについて母親を対象とした研究の多くは育児不安や虐待を防止するために早期における育児サポートの充実をはかることを目的としたことから,育児期初期の泣きの認知プロセスに焦点が当てられてきた。それに対して父親を対象とした研究はそもそも泣きの認知について検討したものが少ないだけでなく,育児期初期の父親を対象としたものが少なく,さらに認知プロセスについて検討されることはなかった。本研究結果によって育児期初期にある父親の泣きに対する認知プロセスが明らかになり,さらに父親の泣きの認知プロセスに母親の役割が重要となることが示唆された。本結果は父親の育児サポートを充実させるうえで貴重な結果といえよう。
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