研究課題/領域番号 |
16K12116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
坂梨 薫 関東学院大学, 看護学部, 教授 (60290045)
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研究分担者 |
勝川 由美 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (20438146)
水野 祥子 関東学院大学, 看護学部, 講師 (60728179)
沢田 真喜子 日本女子体育大学, 体育学部, 講師 (80363555)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 妊娠期 / 育児不安 / 子育て支援 / 切れ目のない支援 / トリアージ / 妊婦 / 育児不安予備軍 / トリアージ尺度 / 妊婦の心理 / 妊娠期の環境 / 心理特性 / 乳児の母親 / 子育て不安 / 育児不安トリアージ |
研究成果の概要 |
妊娠期の現状と出産後の育児の実態を知るために、妊娠期の調査対象者に出産後の調査をインターネットで行った。分析対象は603名であった。分析は、妊娠期および産後の変数は検索的因子分析を行い、産後の因子得点を妊娠期の因子得点の平均値の上下で比較した。 結果、出産後の「育児の充実感」や「育児の自信」と有意差がみられたのは、妊娠期の「母親になる自信」「幸福感」「パートナーとの関係」であった。妊娠期に母親になることへの不安や妊娠自体に幸福感を感じていない妊婦、また予定外妊娠の妊婦についても手厚い支援の必要性が示唆された。加えて、パートナーの協力や精神的支援状況の情報も必要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで出産後の状況で育児不安を測定する尺度は開発されていたが、本研究は、出産後の育児不安リスクを妊娠期の段階から妊婦の社会的背景、妊娠に至る過程、親性などを査定し明らかにすることを目的とした。 同一対象の妊娠期から出産後の母親603名の分析結果から、「育児の充実感」や「育児の自信」に影響を及ぼしていたのは、妊娠期の「母親になる自信」「幸福感」「パートナーとの関係」であることが明らかになった。 妊婦健診時や助産師外来において、各々の因子項目の確認や関連する妊婦の背景の情報が明らかになったことで、育児不安に対する切れ目のない支援につなげていくことへの一助として活用できると考える。
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