研究課題/領域番号 |
16K12123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
田尻 后子 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (00369810)
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研究分担者 |
曽我部 美恵子 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (10299828)
霍 明 姫路獨協大学, 医療保健学部, 教授 (60383098)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 女性 / 尿失禁 / 思い / QOL / 運動療法 |
研究成果の概要 |
尿失禁を経験した女性の尿失禁に対する思いや対処行動、QOLについて明らかにして、さらに体操を実施して支援方法を見出すことである。中高年女性11名にインタビューを実施し思いを明らかにした。尿失禁に対する思いは老化によるもので「仕方ない」と捉える反面羞恥心を持ち「何とかしたい」と考えていた。40歳以上の健常女性262名にQOLについてアンケート調査を実施し、心理的影響を持ちながら家庭生活や対人関係、社会活動に影響を与えていた。 尿失禁のある29名に腹横筋と骨盤底筋群の同時最大収縮インナーマッスル体操の1ヵ月の介入結果では,セラバンドを使った状態での腹横筋が介入前に比べ,介入後が有意に増大した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
尿失禁の運動療法を実施する前提として対象者を理解し、より対象者のニーズにあった運動療法を計画するために研究を始めた。運動療法として身体面のみの研究は先行研究でも多く実施されている。また、心理面についても研究されているが、尿失禁を経験している対象の,この両面をトータル的にみて尿失禁の改善を試みた研究は殆どなかった。今回、先ず質的記述的研究を通して心の中にある尿失禁に対する思いを引出し、次に量的研究を通して尿失禁のある人々のQOLについて現状を捉えた.その後,その様な対象者に短期間で効果的な方法、および、実施者が容易でやり易い運動療法を計画実施し、一定の効果を見出した。
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