研究課題/領域番号 |
16K12124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 東京医療保健大学 (2018-2021) 摂南大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
福山 智子 東京医療保健大学, 看護学部, 教授 (00559247)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 月経痛 / 高校生 / 母親 / セルフケア / プログラム / プレコンセプションケア / リプロダクティブヘルス / セクシュアリティ教育 / 教育プログラム / 10代女性 / コントロール / 教育 / 家庭 / 女子学生 / 学校 / 月経 / 母と娘 |
研究成果の概要 |
10代後半女性に多い機能性月経困難症はセルフケアによって軽減できるが、学校ではその方法を教えていない。家庭でも母親は月経痛に関する知識不足のため教える自信が乏しいにもかかわらず、娘の産婦人科への受診や鎮痛剤服用に関して否定的な考え方を持つ。 そこで、10代後半の高校生がセルフケアで月経痛を軽減するために母親参加型学習プログラムを開発した。結果、高校生は月経痛に関する知識を得て、母親と相談しながら月経痛に対処することで月経痛は軽減した。母親も同時に参加する高校生対象の学習プログラムは、高校生に月経痛のセルフケア獲得を促すことはできなかったが、月経痛軽減には効果があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年女性が月経痛を我慢して放置することは、日常生活の質を低下させるだけではなく、器質的な原因が潜んでいる場合に将来の妊孕性にも影響を及ぼす重要課題であり、プレコンセプションケアの課題の一つとしても早急な解決が望まれる。しかし、小中高校の教科書に月経痛の対処法の記載がないことから、学校教育で平等に月経痛対処法が身につくことは期待できず、その役割は家庭に求められる。そのため、母親に月経痛に関する知識と月経痛時の娘との関わり方を教授する必要があるが、母親の参加負担が少ない方法で、娘の月経痛を軽減できたことは意義があり、本邦の実情に見合った方法の一つとして今後の当該分野の発展に貢献できた。
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