研究課題/領域番号 |
16K12127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 広島国際大学 |
研究代表者 |
平元 奈津子 広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (50441564)
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研究協力者 |
加地 純子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ウィメンズヘルス / 育児動作 / 産後 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究で対象とした産後の女性において,先行研究と同様,腰痛や下肢関節痛のような様々な筋骨格系の身体症状を多く有することが明らかとなった.脊柱弯曲測定の結果,腰椎前弯の減少と仙骨後傾という脊柱弯曲が減少した姿勢を示した.また,荷重分布は足部後方への荷重が多い対象者が最多であり,これらの対象者はおんぶ動作を行わず,抱っこ動作を日常的に実施していたことが明らかとなった. 妊娠・出産の影響で脊柱弯曲の減少により体幹の筋機能が低下した状態である産後の女性が,日常的な乳児の抱っこ動作を継続することは,重心を後方に偏位させた姿勢を示すだけでなく,足部の荷重が後方に負荷が過剰に生じる可能性が考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果より,産後の女性の脊柱弯曲が減少する傾向,おんぶを行わず抱っこ動作を行う場合,足部後方への荷重が多いことが明らかとなった. これらの結果を踏まえ,産後の女性に対して,脊柱弯曲の減少の原因の一つと考えられる体幹筋機能の回復への理学療法介入や,抱っこやおんぶを最適な方法で利用するなどの育児動作指導を指導し,日常的な育児動作による身体への負担を軽減できることが推察された
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