研究課題/領域番号 |
16K12137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 山梨大学 (2016, 2020-2022) 兵庫県立大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
渡邉 竹美 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (90279919)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 助産モデル / 分娩進行 / アセスメント・ツール / 助産師 / 経験知 / 無痛分娩 / 助産学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,助産モデルで開発した分娩進行を診断するアセスメント・ツールの妥当性を検証することである.自然経過で経腟分娩となった91名(初産婦45名,経産婦46名)のデータを分析した.初産婦データの分析では,分娩進行度で17項目,陣痛周期では17項目で相関を認めた.経産婦データの分析では,分娩進行度で18項目,陣痛周期で19の観察項目と相関を認めた.助産モデルで開発した19項目の観察項目を使用して分娩進行の観察は可能である.観察項目を確認した時の陣痛周期の評価と陣痛開始からの分娩進行の評価を行うことで,子宮口の開大や先進部の下降度の推測が可能であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分娩進行を判断する助産師の経験知は,医学モデルである分娩の3要素に産痛を加えた分娩の4要素として可視化した助産モデルである.可視化された助産師の経験知をもとに,分娩進行を観察する19項目の観察項目を作成した.本研究は,19項目の観察項目と内診所見との関係から作成したアセスメント・ツールの妥当性を検証した.助産モデルで開発したアセスメント・ツールは,助産師や助産学生が分娩進行を判断するための臨床診断能力を獲得する新たな方法論として提示できる.
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