研究課題/領域番号 |
16K12139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
宮城島 恭子 浜松医科大学, 医学部, 講師 (60345832)
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研究分担者 |
市江 和子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (00279994)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 小児がん経験者 / 自立/自律 / 思春期から成人期への移行過程 / 健康管理 / 社会生活 / 親 / 成人移行期 / 自立 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究は、思春期から成人期への移行過程において、小児がん経験者が健康管理と社会生活を両立し自立に向かうプロセス(第1研究)と、親が小児がん経験者の自立を支えていくプロセス(第2研究)を明らかにした。それぞれ22名の小児がん経験者、19名の小児がん経験者の親を対象にインタビュー調査を行った。 小児がん経験者は思春期から成人期にかけて、「制約のなかでの調整」から「普通と自由への挑戦」「制約からの解放」を経て、「自力で生きる術の獲得と準備」の状態へと変化していた。小児がん経験者の親は、「慎重な行動を支持」から、「見守りと葛藤」の状態を経て、「子どもを認め任せる」関わり方へ変化していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかになった、思春期から成人期にかけて小児がん経験者が健康管理と社会生活を両立し自立に向かうプロセスおよび、親が小児がん経験者の自立を支えていくプロセスは、小児がん経験者の長期フォローアップ外来などで看護師等の専門職が、自立/自律を見据えて、小児がん経験者と親に関わることへの活用が期待できる。本研究で明らかになった小児がん経験者や親の経験についての要素は概ね先行研究を支持するが、プロセスを明らかにしたことで、包括的視点・予測性をもてる。また、子どもが親から自立/自律する時期の親の思考と子どもへの関わり方や、親子関係を理解して支援する上でも活用可能性が考えられる。
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