研究課題/領域番号 |
16K12146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
薬師神 裕子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10335903)
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研究分担者 |
野本 美佳 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (90830901)
井上 寛子 関西看護医療大学, 看護学部, 助教 (60803898)
遠藤 洋次 関西福祉大学, 看護学部, 助教 (90780734)
森貞 亜紀子 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (70773852)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 小児1型糖尿病 / セルフケア支援 / ICT / QOL / 糖尿病セルフケア行動 / 小児1型糖尿病 / 糖尿病教育支援 / タブレット型携帯端末 / e-SMBG / 小児糖尿病 / 糖尿病自己管理 / 自己管理支援 |
研究成果の概要 |
小学生から高校生の1型糖尿病患者28名を対象に、e-SMBG子どもモードとiPadを活用した血糖値管理を小児糖尿病サマーキャンプで行った。ICTの活用により、血糖値の変化がグラフ化され「食事や運動量に関係した血糖値の変動の理解」が促進された。また、ICT活用の長期的効果を明らかにするために、中高生の1 型糖尿病患者15名を活用群(10名)と非活用群(5名)に分類し介入研究を行った。ICT活用群は血糖値とインスリンの投与量や日々の振返りを入力してもらい、フィードバックを行った。活用群ではHbA1c値が8.1%から7.2%と有意に低下し、QOL総得点も75.5点から78.0点に有意に上昇した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小児1型糖尿病患者を対象に行ったICTシステム(e-SMBG子どもモードとiPad)を活用した血糖値の記録は、子どもにとって入力が簡便であり楽しんで自分の血糖値管理を行えた。得に、グラフで視覚的に血糖値の変動をとらえることが容易となり、自己の血糖値に影響する要因の理解につながった。また、ICT活用の長期的効果には、HbA1c値の有意な低下とQOL総得点の上昇がみられた。特に、子どものQOLのうち、学校に関するQOL得点が有意に上昇しており、iPadを用いショートメールメッセージ(SMS)を用いた研究者からのフィードバックにより、インスリンポンプの学校での具体的な対処方法を学ぶことができた。
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