研究課題/領域番号 |
16K12148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
本多 直子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (50746617)
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研究分担者 |
宮原 春美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (00209933)
森藤 香奈子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (70404209)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 思春期 / 慢性疾患 / 復学支援 / 小児がん / 情報開示 / 小児慢性疾患 / 復学 / アセスメントツール |
研究成果の概要 |
本研究では、思春期慢性疾患患者の復学支援に活用するアセスメントツールの開発に向けて思春期の慢性疾患患者の復学時の現状および課題を明らかにすることを目的とした。文献検討と小児がん患者へのインタビュー調査を実施し,その結果、患者は復学後に学校生活における情報開示へのジレンマを感じていることが分かった。小児がん経験者の復学後の病気に関連した開示は、聞かれたら答える、親友にだけ話したと答えた者が多かった。小児がん経験者は自分で開示するか否かを決定し、その結果で困った経験を話す患者は少なかった。しかし、患者のなかには自分の状況を友人に伝えたいが伝えることが出来ない者もいた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
思春期にある慢性疾患患者は、退院後の学校生活で様々な課題に直面している。思春期の患者は、思春期特有の発達課題を抱えており、その上に疾患の管理を行うことが要求され、学校生活や社会への不適応となることがある。そのため医療者は、退院時や退院後の外来受診時に患者の状態を把握し適切な支援を提供する必要がある。今回の研究で慢性疾患の患者の復学前後の課題と情報開示の現状が明らかになり、今後の思春期慢性疾患患児への復学支援のアセスメントツール作成の基礎資料とすることができる。
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