研究課題/領域番号 |
16K12149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
森藤 香奈子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (70404209)
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研究分担者 |
佐々木 規子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (90315268)
宮原 春美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 客員研究員 (00209933)
本多 直子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (50746617)
宮田 海香子 長崎大学, 病院(医学系), 技術職員 (10818321)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 遺伝教育 / 遺伝看護 / 出生前診断 / こども / プログラム開発 / 小児看護学 / 発達 |
研究成果の概要 |
2005年より継続している子ども対象の遺伝教育を発展させ、学校教育との協働を検討するため、小中学校での生命の尊厳や多様性の学習、遺伝学の学習について分析した。また、中学で学習する遺伝学の内容で、無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)を題材とした遺伝教育プログラムを作成、施行した。参加者に概ね理解でき、学習目標を達成できるプログラムであったが、さらなる内容の精選が必要であった。また、学校教諭とのディスカッションでは、遺伝学に対する学術的な不安や学習指導要領に記載がない学習の時間確保が困難という課題が明確になった。今後、教科横断的学習として、遺伝教育が学校現場に取り入れられる方法を検討していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代シーケンサーの開発により、がんゲノム医療と遺伝学的検査は急速に拡大している。一方で、医療の受け手である一般市民の遺伝リテラシーの向上のためには、継続学習が必要である。病気や障害と関連付けた遺伝のイメージが定着する前に、遺伝学をこれからの生活に身近な問題と考える導入学習の工夫が必要である。本研究の成果は、教科横断的な教材として医療専門職と学校の協働により学習効果の向上が期待できる。また本プログラムによる模擬受験の学習体験は、参加者が将来、遺伝医療を受ける際に、慎重な選択につながることに貢献できる可能性がある。
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