研究課題/領域番号 |
16K12181
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 滋賀県立大学 (2017-2019) 金沢医科大学 (2016) |
研究代表者 |
岩谷 久美子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (10435331)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 分娩介助 / 安全管理 / 教育モデル / アウトカム / 助産師学生 / 安全管理教育モデル |
研究成果の概要 |
分娩介助における安全管理教育モデルの具現化をはかるためにアウトカム指標を開発した。75施設の助産師学生506人に質問紙調査を実施した。スケールは40項目5因子抽出され,【ハイリスクな分娩経過に伴う医療安全行動】【チームによる医療安全行動】【異常発生時の対応と予防的行動】【ローリスクな分娩経過に伴う医療安全行動】【専門職としての医療安全行動】と命名した。スケールの内的一貫性は,項目全体ではCronbachのα係数が,0.94であった。すべての因子間に共分散を仮定したモデルで分析したところ,適合度指標は,GFI=.806,AGFI=.783,RMSEA=.063,AIC=2395.930であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
助産師教育担当者と臨床における指導者の両者の能力期待の分析の基に,分娩介助の安全管理能力測定のアウトカム指標が明確になることは,学生にとって安全管理能力レベルや自己の課題が明確になり, 教育側と臨床側にとっても安全管理修得に向けた統一的な指導アプローチの実現につながる。確実な分娩時の安全管理能力が獲得できれば,事故を起こさないか不安という新人助産師の医療事故防止や離職の減少にも貢献できる。また,本研究の結果は,助産師の実践能力習熟段階(クリニカルラダー)と学生の分娩介助の安全管理能力との整合性を考察する上で基礎的資料として活用できる。
|