研究成果の概要 |
本研究では,変形性膝関節症患者を対象に,インストラクショナルデザインおよび自己効力感理論に基づくセルフマネジメントプログラムを実施し,その介入効果を明らかにした. 参加者は58名(男性8名,女性50名),平均年齢は74.1歳であった.教室では「変形性膝関節症とは?」「運動のススメ」「食事のススメ」「痛みとの付き合い方」などの講義を医師,看護教員,理学療法士が担当し,各々専門的知識と技法を提供した.介入効果として,プログラムは,身体機能の向上,生活上の困難感の改善,自己管理に関する自己効力感およびセルフケア能力の向上をもたらし,その効果は3ヶ月から6ヶ月間継続することが明らかになった.
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