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噛みごたえのある固形食物を用いた高齢者の咀嚼・嚥下機能維持・改善プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12196
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関山口大学

研究代表者

河村 敦子  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90509530)

研究分担者 堤 雅恵  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80280212)
永田 千鶴  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50299666)
野垣 宏  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10218290)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 交付 (2016年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード地域高齢者 / 咀嚼嚥下機能 / 誤嚥 / 健康管理 / リハビリテーション
研究実績の概要

本研究は、地域高齢者が日常的に取り組めるような「噛みごたえのある固形食物」を用いた新たな咀嚼・嚥下機能維持・改善プログラムを開発する目的で実施している。平成28年度の計画として、予備調査①・②を行い、継続可能な咀嚼・嚥下機能訓練の訓練内容を確立し、嚥下体操・口腔体操のモデルとなる映像を作成予定である。
平成28年度の研究実施状況は、プレパイロットスタディとして、地域高齢者の摂食機能の実態調査も兼ねて、口腔ケア・嚥下体操の指導が地域の高齢者に対してどのような影響を及ぼすのか、健康管理への意識の変化の探索的介入研究を実施した。研究テーマ「口腔ケアおよび嚥下体操の指導がもたらす地域高齢者の摂食機能に対する健康管理への意識の変化」を倫理審査申請後、介入を行った前後で調査を行った結果、地域在住の高齢者72名から有効回答が得られた。介入前のアンケート結果から、唾液腺マッサージ、嚥下体操の認知度は約40パーセント程度と低く、地域高齢者の多くはウォーキングや体操等の健康維持のための運動を実施しているが、摂食機能の維持・向上に対する健康管理行動は、歯磨きにとどまっていた。介入後には、歯磨きを実施しようとする回数が有意に増加するなど、健康意識の高まりが認められた。現在この研究結果に関して、論文執筆中である。この研究により、高齢者への指導を行う際には、ゆっくりと時間をかけて丁寧に説明を行ったり、大勢に対するよりも数名程度に研究スタッフが1名がついて、研究に関する説明や指導を行うようにする、また理解を確認しながら進めていくなどの留意事項が明らかになったため、予備調査①・②で活かしていくことにする。
また予備調査①・②に関して、倫理審査委員会の承認を得ており、リクルート活動中であり、平成29年度7月~8月にかけて実施予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の計画では、平成28年度に予備調査①・②を実施している予定であったが、現在予備調査①・②の倫理審査委員会承認後のリクルート活動中であり、リクルート活動に時間を要している。

今後の研究の推進方策

平成29年度に予備調査①・②を実施し、継続可能な咀嚼・嚥下機能訓練の訓練内容を確立後、嚥下体操・口腔体操のモデルとなる映像を作成する計画に修正を行う。可能であれは、10月~3月までの期間に予備調査①・②の論文を執筆し、第2段階の研究を実施する予定である。

次年度使用額の使用計画

平成29年度に予備調査①・②を実施し、DVDを作成するように計画修正する。
研究にかかる消耗品購入やDVDの作成費用等を次年度使用額(1,470,476円)で計上する。
次年度使用額として、【物品費】本年度行う予定であった予備調査①・②が、症例者数が目標に達せず実施できなかったため、平成29年度に行い、調査で使用する消耗品および食品の購入費用とDVDの作成費用に充てる。【謝金】本年度行う予定であった予備調査①・②が、症例者数が目標に達せず実施できなかったため、平成29年度に行い、統計依頼費用に充てる。

報告書

(1件)
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2018-01-16  

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