研究課題/領域番号 |
16K12198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
長谷川 真澄 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (80315522)
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研究分担者 |
粟生田 友子 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (50150909)
道信 良子 札幌医科大学, 医療人育成センター, 准教授 (70336410)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | せん妄 / ケアの質 / 評価指標 / 入院患者 / 急性期医療 / 予防ケア / 高齢者 / 質評価指標 / 家族 / ケアの体験 / 高齢患者 / せん妄の体験 / ナラティブ / 看護学 / 急性期病院 |
研究成果の概要 |
せん妄への介入研究のアウトカムは、せん妄発症率、入院期間、医療コストなど管理的指標を用いることが多い。しかし、急性期医療を受ける患者のせん妄をすべて予防することは難しい。そこで本研究では、入院患者のせん妄の予防や回復に向けて、看護師が実践するケアの質を評価する指標を開発することを目的とした。 最初に、エスノグラフィの手法を用いて、看護師が日常行っているせん妄リスクのある患者への看護実践を記述した。この研究成果に基づき、せん妄リスクのある患者へのケアの質評価指標を作成した。一般病床の看護師を対象とするパイロットスタディ、本調査の分析結果から、開発した評価指標の信頼性・妥当性が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性期医療を受ける患者のせん妄は、複合的な要因で突然に発症する。そのため看護師にとってせん妄は、短時間での判断や対応を求められる難易度の高いケアである。これまで看護師がせん妄の予防や回復のために実践する看護ケアについて、ケアのプロセスに沿って点検する指標がなかった。本研究で開発したせん妄ケアの質評価指標を用いて、看護師が日頃の実践を評価し、検討することで、せん妄ケアの質向上に貢献することが期待できる。
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