研究課題/領域番号 |
16K12211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
山地 佳代 大阪府立大学, 看護学研究科, 講師 (80285345)
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研究分担者 |
長畑 多代 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (60285327)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知症ケア / アドボカシー / 高齢者施設ケア / 意思決定支援 / ガイドライン / 認知症 / 高齢者施設 / 日常生活支援 / 高齢者 / 認知症高齢者 / 権利擁護支援 |
研究成果の概要 |
高齢者施設で生活する認知症高齢者が人生の最期まで自らの権利を主張し尊厳ある生活を送るためには、援助者側の関わり方が大きく影響する。そこで研究者が先行研究で質的帰納的に明らかにした、高齢者施設の看護師が実践するアドボカシーを基に、老年看護学研究者へのグループインタビュー、システマティックレビュー、専門家会議による検討を経て、4つの大目標、13の中目標、40の小目標からなる「高齢者施設で暮らす認知症高齢者の日常生活支援におけるアドボカシーガイドライン」を作成した。過去の国内外の文献を網羅して収集し批判的吟味を行い精練された本ガイドラインは、表面妥当性及び内容妥当性が確保できたと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、高齢者施設で生活している日常生活を営む意思能力が低下した認知症高齢者の日常生活支援を、権利ベースの視点で意思決定支援などを行うアドボカシーとして整理し、表面妥当性及び内容妥当性が確保されたガイドラインとしてまとめた最初のものである。このガイドラインは目標を具体的に示していることや、高齢者施設で勤務する認知症看護に熟達した看護師の実践知の集積を基盤に作成したものであることから実践への適用可能性が非常に高く、ケア専門職が認知症高齢者の権利を守る日常生活支援を実践することに寄与し、ひいては高齢者施設のケアの質の向上に貢献するものであるといえる。
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