研究課題/領域番号 |
16K12216
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 東都医療大学 |
研究代表者 |
佐藤 光栄 東都医療大学, ヒューマンケア学部, 教授 (70461837)
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研究分担者 |
杉本 昌弘 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (30458963)
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研究協力者 |
甲州 優
笠原 由紀子
清水 美由紀
日野 創
金井 萌々子
本多 廣広
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 遷延性意識障害 / 看護 / 評価指標 / 唾液検査 / 脳波 / 足浴 / 口腔ケア / 座位 / 高齢者 / 意識障害 / 認知機能 / 生体反応 / 唾液IgA / メタボローム解析 / 遷延性意識障がい者 / 看護介入 / 背面開放座位 / 看護介入評価 / 快・不快 / 表情分析 / 看護学 / 脳神経疾患 / 生体材料 / 認知科学 / 生体機能利用 |
研究成果の概要 |
遷延性意識障がい者の看護を行っても反応がなく、家族も看護者も困っている状況にあり、看護の評価が困難であった。そこで、一般市民の高齢者10人、老人保健施設入居者11人、遷延性意識障がい者11人に対して、座位による足浴の前中後の脳波、唾液IgA測定、顔写真による表情の変化を測定し、それらを比較することで、意識障害者でも同様の反応が得られれば、発声はなくても感じていることは「快」なのか「不快」の判断ができるようになると考え、測定を行った。結果は、どの集団もばらつきがあり、変化の傾向はあるが、有意差はなかった。さらに対象を増やして検証する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遷延性意識障がい者の看護の客観的なエビデンスを創出するとともに、実際の看護において利用可能な看護の評価指標の開発を行い、学術的・社会的意義の高い成果の創出を目指した。これまで、家族や看護師が、遷延性意識障碍者の看護を行っても、反応が分からなくて、何をしてもどうせ分からないからといった諦めの気持ちが強くなっていたところである。 人間らしくあるいはその人らしくという看護や介護の目指していることにも反してしまう。行われている看護を受け患者は、表現はできないが、伝わっていることを明らかにし、簡便かつ低侵襲で看護の評価する指標の発見は、社会的意義が大きいと考える。
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