研究課題/領域番号 |
16K12225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 名古屋学芸大学 (2018-2022) 日本赤十字豊田看護大学 (2017) 人間環境大学 (2016) |
研究代表者 |
神谷 智子 名古屋学芸大学, 看護学部, 講師 (90440833)
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研究分担者 |
福田 由紀子 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (00321034)
臼井 キミカ 岐阜保健大学, 看護学部, 教授 (10281271)
杉浦 美佐子 椙山女学園大学, 看護学部, 教授 (40226436)
竹内 貴子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (70387918)
安藤 純子 名古屋学芸大学, その他部局, 教授 (70441558)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / 笑い / 非薬物療法 / 老人保健施設 / 認知症ケア |
研究成果の概要 |
笑いには、脳の活性化やストレス解消などの効果があることは既に証明されている。これらの効果は、認知機能に良い影響を与えるものである。しかし、認知症患者から笑いを引き出す有効な方法はまだ確立されていない。また、認知症高齢者への笑うことの効果も、まだ立証されていない。 本研究は、認知症高齢者でも容易にでき、自然な笑いと同様の効果が期待される表情筋運動プログラムを開発し、その効果を認知機能、認知症周辺症状の変化、心身のリラクセーション効果に加え、前頭葉の活動変化の視点からも評価し、新たな認知症ケアとしての有用性を検討することを目的としている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症高齢者から自然な笑いを引き出す有効な方法は明らかにされていない。認知症高齢者でも容易に実施可能な自然な笑いと同様の効果が期待できる表情筋運動の認知機能変化に与える影響は見当たらない。認知症高齢者の非薬物的療法として、表情筋の運動によって自発的な笑いと同様の感情を形成することの有効性を検証することで、高齢者施設における認知症ケアの充実に役立つと考える。そして、高齢化率25.1%の超高齢者社会の中で、認知症高齢者がその人らしく穏やかな人生を過ごすことができることを可能にするとともに、今後の認知症高齢者対策として、大きな役割を果たす意義があると言える。
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