研究課題/領域番号 |
16K12227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 園田学園女子大学 |
研究代表者 |
坂元 眞由美 (川島眞由美) 園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (10437444)
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研究分担者 |
長尾 式子 北里大学, 看護学部, 教授 (40396700)
丸尾 智実 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (70438240)
グライナー 智恵子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (20305270)
竹田 伸也 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00441569)
林谷 啓美 園田学園女子大学, 人間健康学部, 助教 (80585373)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症高齢者 / スピリチュアリティ / ライフコース / 生きがい支援 / ライフコース的アプローチ / 生きがい支援プログラム / 日常生活アセスメント / ライフストーリー / パリアティヴケア / 認知機能評価 / 老年看護学 / ライフコースアプローチ |
研究成果の概要 |
本研究はスピリチュアルペインを抱えている認知症高齢者に対して、失われた生き方に焦点を当てたライフコースアプローチを基盤とした生きがい支援プログラムを開発することにある。まず、認知症高齢者のライフイベントや主観的体験の語りと社会的歴史的価値観や変遷からの相互分析により、その人の生き方・価値観を分析予測できるプログラムを検証した。次に、実行性の精度を高めたプログラムを実施し、その有効性をケア実践に評価した。結果、看護師/介護士の介護負担度、肯定感と認知症高齢者の行動心理症状の軽減や生活行動の変化を行動観察によるシングルケース実験デザインの多層ベースライン法にて効果を認めた。今後さらに検証していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の認知症高齢者を取り巻く社会情勢は厳しく、老々介護、介護職員の離職などによりケアの質をあげ、地域生活が継続できるよう公的支援が導入されている。ゆえに、認知症高齢者が自分らしく地域で生きていく足掛かりとなる生きがい支援プログラムの開発は重要な意義がある。個人が生きてきた中から得た本来の生き方や価値観をできる限り、生活の中に実現する生きがい支援によって老人福祉施設で生活する認知症高齢者への効果を認めていることから、プログラム開発は、認知症高齢者の意味のある生活を継続する可能性が高い。また、同時に、提供されるケアの質の向上も実現される。
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