研究課題/領域番号 |
16K12236
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
辻村 真由子 千葉大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (30514252)
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研究分担者 |
石垣 和子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80073089)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 訪問看護 / 家族支援 / 一人暮らし / 高齢者 / 看護学 |
研究成果の概要 |
日本の高齢化率は世界第1位であり、近年、高齢者単独世帯の割合は一貫して上昇し続けている。本研究の目的は、日本の在宅ケア体制および社会文化的背景を踏まえた訪問看護師による一人暮らし高齢者の家族支援指針を開発することであった。文献レビュー、海外(フィンランド、アイルランド)の先駆的事例の視察、日本の訪問看護・老年看護・家族看護の熟練者を対象とした意見聴取と質問紙調査から、一人暮らし高齢者の意向の尊重と高齢者・家族員のセルフケア能力の維持・向上を実現する訪問看護師による支援指針を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フィンランド等の国々では、以前から高齢者の一人暮らしは孤独なものではなく、自立していることであると捉えられている。しかし、日本では一人暮らし高齢者の在宅死は孤独死と表現され、高齢者本人が最期まで一人暮らしを続けることを望んでいても家族の意向により病院への入院、入所が検討されることがある。本研究は、そのような現状の中、高齢者自身と別居の家族が納得して自宅での生活を継続することを支援するための訪問看護師による支援指針を開発した。支援指針の活用により、一人暮らし高齢者の家族支援の質向上、一人暮らし高齢者の在宅死に関する新たな価値創造に貢献することができる。
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