研究課題/領域番号 |
16K12242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
小森 照久 三重大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (40178380)
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研究分担者 |
片岡 三佳 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30279997)
児玉 豊彦 産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (10549166)
田村 裕子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30746722)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精神看護 / 看護技術 / アロマハンドマッサージ / 不安 / リラックス / 交感神経 / 副交感神経 / 気分 / 抗ストレス作用 / 看護学 / ストレス / 臨床 |
研究成果の概要 |
精油を用いたハンドマッサージを精神看護における看護技術としていく可能性と課題を検討した。容易に施術を行えるように簡略化した手技を開発した。この手技を用いて、病棟にて看護実践を実施した。その結果、有意に気分を改善し、副交感神経優位の状態を得られた。看護師に対するインタビューでは、看護師―患者関係の改善、患者の不安軽減の効果が実感されていた。一方で、一定の時間と場所の確保と効果の啓蒙が課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精油を用いたハンドマッサージは不安を軽減させることが明らかにされているが、これまで応用範囲は限定的であった。精神看護では不安・緊張状態にある患者をケアし、その対応として傾聴や抗不安薬の屯用以外に看護技術を持つことがより良い看護につながる。本研究では簡略化した施術手技を開発し、リラクセーション作用があることを示した。これによって、特別な訓練を受けていない看護師でも容易に施術を行うことができる。この手技を用いて精神科入院患者に看護師が施術を行うとリラクセーション効果があるとともに、コミュニケーションを通じて看護師―患者関係を改善できることが示された。今後の精神看護に資すると考えられる。
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