研究課題/領域番号 |
16K12243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
大森 眞澄 島根県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (20437552)
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研究分担者 |
石橋 照子 島根県立大学, 看護栄養学部, 教授 (40280127)
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研究協力者 |
吉岡 伸一 鳥取大学, 医学部保健学科, 教授 (00191544)
玉城 明子 就労継続支援B型事業所, ジョイント・ほっと (80362929)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 児童・思春期ケア / 看護師 / 情動知性 / 精神看護 / ナラティヴ / グループアプローチ |
研究成果の概要 |
児童・思春期精神科病棟で勤務する看護師が、子どもと関わる中で、どのような感情体験をしているのかを明らかにした。児童・思春期精神科看護の経験年数が3年以上の看護師6名に、半構成的インタビューを実施し、質的帰納的に分析した。結果、6のカテゴリ【子どもの言動に対する当惑感】【子どもを脅かすという不安の払拭】【特別な子どもだと思える関係性】【受けもちとしての重責感】【子どもの求めに応じきれなさ】【規範を重んじる】と17のサブカテゴリが抽出された。看護師が自己洞察を深め、児と看護師の間にどのような感情体験があるのかを検討することによって、治療的な対人関係の進展が可能になることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
児童・思春期にある児は、自分でも認め難いネガティブな感情を支援者に受け止められ、フィードバックを受けることで気づき、言葉にすることができると考える。児童・思春期精神科病棟での児と看護師の間に見られる困難な状況を詳細かつリアルに明らかにし、情動知性がどのように育成されるのかをモデル化する。さらに、精神および発達障がい児と関わる看護師の感情体験を掘り起こし、臨場感のある教育教材(DVD)を作成することで、将来的に子どもの感情に働きかけることができる感情リテラシーの高い看護師育成や可視化しにくい精神看護の卓越した判断や技能を児童・思春期看護の経験年数が少ない看護師でも修得することを可能にする。
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