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ことばと自己認識の喪失過程で認知症者の認識世界に何が起きているのか?

研究課題

研究課題/領域番号 16K12284
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関高知県立大学 (2017-2019)
大阪行岡医療大学 (2016)

研究代表者

横井 輝夫  高知県立大学, 社会福祉学部, 教授 (00412247)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードアルツハイマー病 / ことば / 言語 / 認識 / 言葉 / 自己認識 / there and then / here and now / 認知症
研究成果の概要

研究成果として、以下の3編の論文を作成した。論文“病気の言語論的理解”と“言語論からみたアルツハイマー病”は、世界五大医学誌といわれる雑誌に投稿し不採択であったが、現在、再投稿の準備をしている。“病気の言語論的理解”は、人間の病気の発症や症状の理解に言語論的方法を加えることの必要性を論じたものである。“言語論からみたアルツハイマー病”は、一人称のアルツハイマー病者を主人公にして、言語で創造された世界が崩れていく模様を論じたものである。“言語を失った重度アルツハイマー病者の行動を理解する視点”(投稿中)は、言語を失った重度アルツハイマー病者の行動を理解する視点を論じたものである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究目的は、ことばの喪失過程で、アルツハイマー病の人の認識に何が起きているのかを明らかにすることであった。
ことばはコミュニケーションや思考の手段である前に、世界を分節(区切り)し、人間の認識をつくることが根源的な働きである。ことばで世界を区切る前は、世界は連続していた。ことばとして表現されてはじめて、われわれは森羅万象の存在を明確に意識できる。ことばでつくられた世界が崩れてゆくアルツハイマー病。言語論的分析を通して、はじめてアルツハイマー病の人の世界(認識や行動の意味)が分かる。それはケアの方法を明らかにすることになる。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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