研究課題/領域番号 |
16K12285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
藤田 冬子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (60612538)
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研究分担者 |
坂口 めぐみ (服部 めぐみ) 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60721868)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 高齢者 / 介護 / 家族 / エンハンスメント / プログラム / 在宅療養支援 / 家族介護者 / 在宅看護 / エンハンスメント・プログラム |
研究成果の概要 |
既存のプログラムに加え「認知症と上手く付き合う介護」のプログラムを開発した。また、老々介護の経験を持つ14名の介護者が「暮らしのリズムを整える」「最期の意思を支える」の介護領域のプログラムを受講し、介護疲れのアンケート調査(介護負担感・自己効力感の調査)を実施した。プログラム実施前後から8週間後まで回答を得た。2つのプログラムの参加後のアンケート結果を比較した。「暮らしのリズムを整える」では、日常介護に焦点化された内容のため介護負担が低減したが、「最期の意思を支える」は日常介護より長期的な意思決定にかかわる内容であるため8週間後の介護負担への効果は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「介護者のためのエンハンスメント・プログラム」は、高齢者の介護家族に対して現在および未来の準備への介護教育にもなる。5つの介護領域のうち、「心配事の解消」「食事の介護」「暮らしのリズムを整える」は、基本的な日々の介護に対応し学ぶことができ、また、「最期の意思を支える」は、介護が必要になった時点で家族が意思確認を行い高齢者と納得できる最期に向かえる。「認知症と上手く付き合う介護」は、家族介護者の認知症介護の困難さを軽減する。これらの5つの介護領域を学んだ家族介護者は、介護負担への対応技術の獲得とともに自己効力を維持できるため、在宅療養支援として果たす意義が大きい。
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