研究課題/領域番号 |
16K12294
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 広島都市学園大学 (2018-2019) 広島大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
小林 敏生 広島都市学園大学, 健康科学部, 非常勤講師 (20251069)
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研究分担者 |
張 峻屹 広島大学, 国際協力研究科, 教授 (20284169)
影山 隆之 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (90204346)
安東 由佳子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (50314745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 森林セラピー / 健康保持増進 / 労働者 / メンタルヘルス / QOL / ストレス / ヘルスプロモーション / ワークライフバランス |
研究成果の概要 |
余暇を利用した健康保持増進活動として,労働者を対象とした森林資源の活用(森林セラピー)に注目し,1泊2日の滞在型森林セラピーが労働者の心身の健康状態に与える効果について,抑うつ傾向の有無別に検証した.結果,対象者の約4割に抑うつ傾向を認め,QOLは,うつ傾向有の者は無しの者と比べて低かった.気分(POMS)の変化については,森林セラピー前と比較してセラピー後には改善したが,改善程度は抑うつ有群で顕著であった.血圧がセラピー後に低下,副交感神経機能は上昇,交感神経は低下した.滞在型の森林セラピーによって心身の改善効果を認め,特に精神的健康度の低い労働者に効果的であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,得られた結果に基づき,職域,地域保健,地域づくりの専門家が連携して,労働者向けの滞在型の森林セラピープログラムの開発を行い,特に精神的健康に関連した健康づくりプログラムとして,企業の福利厚生や社会的責任(CSR)活動として位置づけることを目指している. 既に,研究責任者が勤務する複数の企業において,福利厚生の一環として森林資源を利用した社員の健康づくり活動を実践している.また,本研究結果を国内学会および国際学会,および国際誌に発表することで,海外の研究者との共同研究や,対象者を拡大した森林セラピーの実証的研究に繋げることを計画している.
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