研究課題/領域番号 |
16K12295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 愛媛大学 (2019-2022) 山口大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
藤村 一美 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (80415504)
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研究分担者 |
飯田 加寿子 広島国際大学, 看護学部, 教授 (40403399)
大河内 彩子 (井出彩子) 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (70533074)
木嶋 彩乃 大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (70759670)
守田 孝恵 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00321860)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ファミリー・バイオレンス / マルトリートメント / 子育て支援 / 子ども虐待 / ドメスティック・バイオレンス / 家族支援 / 予防的保健活動 / 子ども虐待予防 / ファミリーバイオレンス / 虐待予防 / 育児支援システム / 地域看護学 / 家庭内暴力 |
研究成果の概要 |
ファミリー・バイオレンスの中でも,マルトリートメントを予防すること,もしくはできる限り早期に発見し,適切な介入をすることは,公衆衛生上の火急的課題である。本研究で実施した調査から,マルトリートメントに対して,看護職・保育教育職ともに総合的な親子の関わりから判断されるべきであると認識されていた。また,マルトリートメントが生じる要因として,先行研究で指摘されている子どもの要因や保護者の要因に加えて,家族・環境要因として複雑な家族関係,希薄な社会とのかかわり,家庭内の経済的問題にも着目し,支援を行うことの重要性が再認識された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国の従来の子ども虐待に関する研究では,子ども虐待とドメスティック・バイオレンスを別々に捉え,予防や対応策についての議論がされてきた。しかし,子ども虐待やDVの被害件数は近年増加の一途を辿り,特に子ども虐待の中でも近年急増傾向にあるネグレクトや心理的虐待を中心としたマルトリートメントに対応するには,家族内で生じている事象としての枠組みで捉えなおし支援を重層的に行うことの重要性が示唆された。今回の研究では様々な状況から限定的な調査となったが,得られた知見から重層的に生じる家庭内での暴力問題にも応用でき,乳幼児や高齢者の虐待が生じるファミリー・バイオレンスの解明や支援策の一助となると考える。
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