研究課題/領域番号 |
16K12298
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
鶴田 来美 宮崎大学, 医学部, 教授 (30258983)
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研究分担者 |
帖佐 悦男 宮崎大学, 医学部, 教授 (00236837)
蒲原 真澄 宮崎大学, 医学部, 講師 (00468026)
田村 宏樹 宮崎大学, 工学部, 教授 (90334713)
塩満 智子 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 講師 (90468025)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 労働者 / ロコモティブシンドローム / 健康増進 / 体力 / Kinectセンサ / 運動器検診 / 歩行動作 / 運動機能向上プログラム / ロコモ予防 / 地域看護学 |
研究成果の概要 |
健康寿命の延伸の実現に向け、若い頃からのロコモ予防が重要である。ロコモとは移動機能の低下により将来的に介護が必要となる状態を示す。本研究では、労働者を対象とした調査で、ロコモに対する認識は低いが、4人に1人は移動機能の低下が始まっていることを明らかにした。保健指導において運動器の痛みや体力不安、低い健康観など、生活の中にある兆候を見逃さないことが重要である。予防対策として、“運動器の健康度”を3メートルの歩行動作で簡便に測定し、客観的な評価値を示せるソフトウエアを開発した。労働者のロコモ予防には加齢に伴う身体の変化と健康状態に気づくきっかけを与えること、定期的な評価を行うことが有効である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々はKinectセンサと呼ばれるマーカが必要なく、キャリブレーションもほぼ不要な3次元モーションキャプチャを用いて歩行動作を簡易に計測し、ロコモを客観的な数値で示すことができるシステムを開発した。本システムの特徴としては、日常の歩行動作を計測し、年代の平均的な歩幅、歩行速度、膝角度と比較することができ、また、ロコモの数値を確認することができることである。この結果は、現在はレシートとして対象者に渡し、自分の歩行動作および運動器の健康度を知ることに使用できる。 運動器の健康に無関心な労働者でも、4人に1人は移動機能の低下が始まっている。本システムの活用により健康寿命延伸の実現への効果が期待できる。
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