研究課題/領域番号 |
16K12306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 四天王寺大学 (2019) 京都府立医科大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
大橋 純子 四天王寺大学, 看護学部, 教授 (90618167)
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研究分担者 |
桂 敏樹 京都大学, 医学研究科, 教授 (00194796)
吾妻 知美 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90295387)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 主観的QOL / 無作為化比較試験 / 高齢者 / コーチング / プログラム / コーチングプログラム / 介入研究 / 生きがい / 介護予防 / 地域看護学 |
研究成果の概要 |
目的:健康寿命を延ばす取り組みとして、主観的QOLを高める支援が注目されている。主観的QOLと関連する人生の目標や自己の存在価値を明確にするプログラムを高齢者に実施し、主観的QOLの改善効果を検証する。方法:無作為に介入群、コントロール群の2群に分け、プログラムを実施。主要アウトカムをPhiladelphia Geriatric Center Morale Scale(以下PGC)とし、2群間で変化を比較した。結果:PGCは、「老いの受容」、「孤独感・不満足感」で有意な改善(P<0.001)がみられ本研究で開発したプログラムは、65歳以上の高齢者の主観的QOLを高める効果が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的に人口の高齢化が進む中、社会資源の不足が心配されている。そのため健康寿命を延伸させる支援方法が世界的に求められている。特に日本は65歳以上の人口が国の人口の26.6%を占める超高齢社会に突入している。この割合は、他のアジア諸国、アメリカやヨーロッパと比較しても最も高い割合をしめ、2060年には2.5人に1人が65歳以上になると予測され喫緊の課題である。本研究で開発した健康寿命と関連がある主観的QOLを高めるプログラムは、65歳以上の介護認定を受けていない高齢者への効果が示唆された。開発したプログラムは高齢者の健康寿命を延伸するためのポピュレーションアプローチの可能性を指示するものである。
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