研究課題/領域番号 |
16K12308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 甲南女子大学 (2018-2021) 大阪府立大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
松下 由美子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (50331806)
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研究分担者 |
井手 亘 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (20167258)
森本 安紀 滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (30632997)
菱田 知代 千里金蘭大学, 看護学部, 講師 (40402705)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 独居認知症高齢者 / コンピテンシー / 民生委員 / ひとり暮らし高齢者 / 認知症 / 一人暮らし高齢者 / 看護学 / 地域看護学 / 在宅ケア / 高齢者 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、標準的なモデルであれば同居家族が認知症状に「気づき」介護、医療支援につながるプロセスを、独居高齢者の場合には見守り支援を行う民生委員が家族に代わる「気づき」→「つなぐ」役割を担って介護・医療支援へと至る支援モデルを構築することである。そのために独居認知症高齢者の「一人暮らし」継続が危ぶまれる事態に着目し、その状況とはいったい誰によって、どのように意味づけられた局面なのか、明らかにし民生委員に必要なコンピテンシーを推定した。その結果【認知症という疾患に対する知識】とともに【徐々に表れる微細な変化を感知できる能力】【尊厳を大切に釣すコミュニケーション能力】であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国における独居認知症高齢者数の実態はだ明らかにされていないが、その急激な増加は推測できる。一方、わが国の社会保障費には限界があり、今後は現在あるリソースを有効に活用しながら、いかにして独居認知症高齢者の暮らしを支えていくのが重要な課題となる。そこで、本研究では、民生委員制度がわが国で 既に十分根づいており,全国に配置されていること、しかも彼らの活動は,高齢者の閉じこもりや虐待の把握などにおいてその功績が認められていることに着目し、定期的な見守り支援を行う民生委員が家族に 代わる「気づき」→「つなぐ」役となって介護・医療支援へと至る支援モデルを、コンピテンシーに着目し構築することをめざした。
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