研究課題/領域番号 |
16K12320
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 横浜創英大学 |
研究代表者 |
山口 智美 横浜創英大学, 看護学部, 教授 (40613279)
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研究分担者 |
小川 喜道 神奈川工科大学, 創造工学部, 非常勤講師 (10329302)
奥宮 暁子 札幌医科大学, その他部局等, 名誉教授 (20152431)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 回復期 / 脳卒中患者 / 就労支援 / ケアパッケージ / 自己像 / 再構築 / 就労支援ケアパッケージ |
研究成果の概要 |
脳卒中後に就労した患者に就労支援についての調査を実施した。後遺症は軽症者が多く、就労支援を受けた者は2割、自己像の再構築は「必要」5割、自己像の再構築に入院患者及び先輩患者との交流会は「役に立つ」約6割強だった。 患者・専門職等への調査から「回復期脳卒中患者の自己像の再構築のための就労支援ケア・パッケージ」を作成し観察研究を行った。入院中の患者及び先輩患者との交流会等を実施した結果、自分の状態を理解した上で就労を考えることが必要である、就労へのあせりや不安が軽減したとの意見が多く、支援は効果があったと考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中患者は、回復期リハビリテーション病棟入院中から、個別支援と共にピアサポートである患者交流会に参加することで、あせりや不安が軽減し、前向きになれ、今の自分と向き合う必要性に気づくための心の準備ができることが明らかになった。その結果、患者は、自分の後遺症を客観的に理解できる。脳卒中患者が自分の後遺症と就業能力を理解し雇用先に正しく説明できることで、雇用先も合理的配慮等について具体的に検討でき、就労し就労継続できる可能性は高くなる。
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