研究課題/領域番号 |
16K12322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 名古屋大学 (2018-2019) 椙山女学園大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
西谷 直子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (10587009)
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研究分担者 |
榊原 久孝 一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (80153873)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 睡眠 / 抑うつ / CES-D / AIS / 不眠 / アテネ不眠尺度 / 質問紙調査 / 健康診断 / 発症リスク / 介入 / 効果 |
研究成果の概要 |
保健指導を実施し、1年後、2年後の結果が得られた105名の男性労働者について抑うつはCES-D、不眠に関してはアテネ不眠尺度(AIS)を用い評価した。睡眠状態をアセスメントし良い睡眠のためのアドバイスを行った。その結果、1年目はAIS(4点以上)、CES-D(20点以上)の高得点者が有意に減少した。2年目はCES-Dはほぼ変化なし、AISは微増した。 2011年から2017年までのコホート研究では、男性の日勤労働者で抑うつ発症と不眠との関連について調査した。1,332名を解析し、不眠による抑うつ発症リスクは1.64倍であった。また不眠の程度が強い程、将来の抑うつ発症のリスクは高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
働く人において、不眠傾向や抑うつ傾向にある人に、睡眠に着目して保健指導を実施することで、不眠や抑うつの程度がどのように変化するのかについて調べた。また不眠と抑うつとの関連性を調査した。その結果、抑うつや不眠の傾向の強い人には保健指導の頻度を増すなどアプローチの必要性が示された。また、縦断的に調査した結果から、不眠が強い程、将来の抑うつ発症に対してリスクが高いことがわかった。この結果は、労働者にとって睡眠をよりよく保つことで、将来の抑うつ症状を予防することができると考えられた。
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