研究課題/領域番号 |
16K12340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
鳩野 洋子 九州大学, 医学研究院, 教授 (20260268)
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研究分担者 |
松本 珠実 国立保健医療科学院, その他部局等, 客員研究員 (00758469)
島田 美喜 東京純心大学, 看護学部, 教授 (20332356)
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研究協力者 |
松本 珠実 国立保健医療科学院, 客員研究員 (00758469)
島田 美喜 東京純心大学, 教授 (20332356)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 保健師 / 中堅期 / ワークエンゲイジメント / 停滞 / 公衆衛生看護 / 人材育成 / 中堅保健師 |
研究成果の概要 |
中堅期の保健師のワークエンゲイジメントの平均得点は新任期や管理期の保健師と比較して低かった。この高さに影響していたのは、「直属の上司と働き方の目標などについて話し合う機会がある」、「子どもがいる」、「残業時間」(長いほうが高い)「保健師のジョブローテーションが明確にされている」、「困難な事例や活動に対して保健師間で時間をとって検討する機会がある」ことであった。 中堅期保健師のワークエンゲイジメントが低い状況の様相は、[仕事への行き詰まり感]や「業務に対する葛藤」など、様々であった。また、これらの引き金となるものとして職場の要因のほかに、対象とする住民の要因、家庭の要因が整理された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、エビデンスのないままキャリア停滞の様相が見られるとされていた中堅期の保健師に関して、ことに中堅前期の保健師にはその状況がある程度考えられることが示されたこと、中堅保健師のキャリア停滞の具体的な状況が記述されたこと、またそれに影響する要因が質的・量的研究の双方から示されたことが学術的意義である。 本研究結果は中堅保健師の活性化対策の一助となることが考えられるが、保健師が動機づけ高く仕事に従事することは、地域住民の健康を護る活動が活発に行われることにつながることとなり、この点が社会的意義である。
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