研究課題/領域番号 |
16K12351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 昭和大学 (2019-2022) 東京女子医科大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
中田 晴美 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (90385469)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 便失禁 / 地域在住女性高齢者 / 地域在住高齢女性 / 介護予防 / 看護学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、地域在住女性高齢者における便失禁の現状を明らかにし、便失禁予防・改善にむけた包括的排泄ケアプログラムを開発することである。本研究対象者の25.2%が尿失禁と便失禁の両方の症状を抱えており、【医療機関選択に関する情報の必要性】【便失禁用衛生用品の不足】を感じていた。また、コロナ禍による生活様式の変化により排泄トラブルへの影響が出ていることが確認された。プログラム構成は、便失禁発症リスクが高い女性限定、対面とオンラインのハイブリッド方式での開催とし、便失禁の病態、食生活・排泄習慣・医療機関受診方法の指導及び、骨盤底筋訓練を包括的に取り入れることで高い効果が得られることが推測された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国における超高齢社会への対応として、健康寿命の延伸と高齢者の生活の質(QOL)の向上に焦点をあてた支援が求められている。この老年症候群の1つである尿失禁は、近年、社会的な関心が高まり、尿失禁予防・改善にむけた対処方法が周知されてきた。その一方で、同じ排泄障害の1つである便失禁は、著しいQOLの低下をもたらすにも関わらず、個人の問題として秘され、その実態は明らかではない。そのため、地域在住女性高齢者における便失禁の実態を把握し、便失禁予防・改善に向けた包括的排泄ケアプログラムを開発することで、今後の超高齢社会で「女性の力」を発揮し生涯を通じて健康でいきいきとした生活を送ることに貢献する。
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