研究課題/領域番号 |
16K12385
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
震災問題と人文学・社会科学
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研究機関 | 環太平洋大学 |
研究代表者 |
沼田 秀穂 環太平洋大学, 経営学部, 教授 (60450178)
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研究分担者 |
青木 輝勝 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (00302787)
池田 佳代 環太平洋大学, 経営学部, 教授 (80559956)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 災害 / ソーシャルメディア / 信頼 / 解析・評価 / 危機管理 |
研究成果の概要 |
コミュニティと信頼との関りについて研究に取り組んだ。組織におけるソーシャル・キャピタル生成には、結合型(閉鎖性)と橋渡し型の両方のネットワーク関係構造バランスが重要であることを指摘した。 また、本研究では、メディアに対する信頼や、信頼と情報転送などの行動の関係についてWebアンケートによる質問紙調査を行った。その結果、年齢や性別によってもSNS情報の信頼度が異なることや、情報を信頼していないにも関わらずシェアや情報転送をする人の存在が明らかにした。同時に「論理的思考」「他者意見尊重」「他者信頼」「自己中心」の4つの潜在的因子を抽出できた。特に「論理的思考」と命名した因子の重要性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
SNS上には、信頼できる情報はもとより、流言・デマといった情報も発信され、それが拡散されることによって、災害時等の有事には救助や復旧の妨げとなっている。このようなSNS上における情報流通やそのトラストに関する研究が、わが国では進んでいない。 情報化社会では、市民が社会の発展と改善に積極的に参加し、責任と役割を担う仕組みの設計が望まれる。本研究は、ソーシャルメディアに流通する情報に対する信頼度を量的・質的に示すことで、災害時のソーシャルメディアを用いた有効な意志疎通の仕組みを探求し、同時にトラストの新たな適用分野として社会情報学研究領域における確立を目指して研究を進めている。
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